Flat Picking Guitar(フラットピッキングギター) ブログを開設しました
フラットピッキング・ギターとは???
当ブログは、次のような悩みを抱えた方々にとって今ある壁を越える突破口を提供できると考えています。「アコギをピックで思うように上手く弾けない。」、「ピックを使ってソロギターを弾くにはどうすれば良いのか。」、「弾き語りの際のイントロ、間奏などをどう弾けばよいのか」そのような悩みを持っているプレイヤーの方々には参考になると思います。当ブログは既存のテクニックの枠を超え、新しい視点で"ピッキング"という最も基本的とされる動作を捉え直しています。
・フラット・ピッキングとは??
フラットピッキングとは、フラットピック(=板状のピック)を使って弦をはじくことです。フラットピック(=板状のピック)とは、皆さんがいつも使用している通常のギター・ピックのことで、板状のピックであればそれはフラットピックという捉え方で大丈夫です。広義には、フラットピックを使ってギターを弾くテクニック全般をフラット・ピッキングと言います。エレキ・ギター、アコースティク・ギターに関わらず、フラット・ピックを使って弾いていたら、それはフラット・ピッキングをしているということです。しかし、当ブログで紹介するフラット・ピッキングはもうすこし限定された意味を持ちます。当ブログでは、"アコースティック・ギター"を"フラット・ピックのみ"で弾くことをフラット・ピッキングと呼ぶことにします。当ブログのフラットピッキングはアコースティックギターを弾くことに特化したテクニックとなっています。
・新奏法!?「フラット・ピッキング・ギター奏法」とは??
もともと、FlatPickingGuitarという表現は、アメリカでは比較的ポピュラーで、※ブルーグラス・ギター奏法のことを指しています。※ブルーグラス・ギターはフラットピックを使って弾くことが一般的なので、そのように呼ばれるようになりました。しかし、当ブログでは、フラット・ピッキングを※ブルーグラス・ギターに限定せず、他のジャンルにも幅広く応用することをテーマにしておりますので、「アコースティック・ギターをフラット・ピック"のみ"で弾く」奏法のことを、フラット・ピッキング・ギター奏法と定義し直しています。よって、当ブログで扱うフラット・ピッキングはブルーグラス・ギターに特化したものではなく、他ジャンルにもしっかりと応用できるような内容となっています。当ブログでは、そんな"新奏法"としての「フラット・ピッキング・ギター奏法」を徹底的に深掘りして解説していきます。
ちなみに…
※ブルーグラスという名前を聞いたことがありますか??
ブルーグラスはカントリーミュージックのサブジャンルとして捉えられています。雰囲気はカントリーミュージックのように牧歌的で、アコースティックな弦楽器を使って演奏されることが多いです。フラットピッキング・ギターはブルーグラス、カントリーの文脈から出てきた奏法ですので、それらのジャンルに近い雰囲気が出やすくまた、そのような穏やかで、落ち着いた雰囲気を表現しやすい奏法だと言えます。
カントリーやブルーグラスの雰囲気がわかる曲を、ご紹介します。
あまり音楽ジャンルとして馴染みのない方も多いと思いますが、日本の運動会で必ずといっていいほど耳にすることが多いフォークダンス(オクラホマミクサー)の曲「Turkey in the Straw」もカントリーミュージックだったりします。この曲でもフラットピッキング・ギターがギター・ソロのセクションで演奏されています。伝統的なフラットピッキング・ギターの雰囲気が良くわかると思います。
また、様々なアニメの bgm でカントリーミュージックやブルーグラスが使われていたり、アメリカではカントリー、ブルーグラスとポップスが融合して、Taylor Swift の 「Our Song」など現在でも広く聞かれる曲がたくさんあります。
日本でもかつてカントリー音楽(ならびにフォークソング)のブームがありましたが、現在では J-Pop J-Rock や EDM, R&B と比べて聴かれることはほとんどといっていいほどなくなりました。
このブログではカントリーミュージックやブルーグラスの伝統を受け継ぐ、フラットピッキング・ギターをポピュラーミュージックや弾き語りに応用できるよう、詳細且つ丁寧に、その奏法を解説していきます。読者の皆様の音楽の世界を広げていければと思います。